西東京市の高校受験塾【都立自校作成対策】
進学塾キャラベル

2026.04.21

中1生

中2生

中3Aクラス

中3Bクラス

数学

【西東京市】数学が伸びない子ほど消しゴムを使う【進学塾キャラベル】

本日の中2クラスは、

1 助動詞

mustの用法・注意点がたくさんあったので、板書でまとめました。
自分でもまとめて、重要部分は赤ペンやオレンジペンで書き、赤シートをかぶせて暗記しておきましょう。

2 理科

確認テストをクラスルームに置いておきます。

<本日のテーマ:数学では消しゴムを使わない>

各学年の授業を見ていて、気になることがあります。それはみなさん消しゴムを頻繁に使うことです。
間違えた式、答えなどを全て消してしまう子がほとんどです。絶対にやめてください。数学を得意にしたいのならば、消しゴムは筆箱にしまいましょう。

※ただ、「間違えた問題は消しなさい」と指導する先生も意外と多いのですよね。我が子が生まれてから知りました。私の子供達が通っている(いた)●●教室や学校の先生なども、「まちがえたものは消してから書き直しなさい」と指導される先生が意外と多く、驚いた次第です。

さて、数学の学習において「消しゴムを使わない」という習慣には、単なる精神論ではなく、学習効率を劇的に高める論理的なメリットがいくつかあります。

主な理由を7つほど挙げておきます。

1 思考の過程が記録される

数学は「答え」よりも「どう考えたか」が大切な学問です。言い換えれば、考え方のプロセスを書く教科とも言えます。

消しゴムで消してしまうと、自ら考えたアイデアの流れが途切れてしまいます。どこで間違い、なぜ間違えたのかという貴重なデータが消えてしまうのです。

反対に、途中結果を残しておけば、自分の思考パターンを客観視でき、次に活かせます。
「符号ミスだった」「分配法則を忘れた」「公式の適用ミスなのか」「問題の読み違えなのか」と原因が見えます。つまり、こうした失敗を蓄積することで、自分専用の参考書が完成するのです。

2 ケアレスミス発見に役立つから(ケアレスミスの可視化)

1と似ていますが、ミスを残しておき、理由まで書いておけば、それは「自分が犯しやすいミス大全集」となります。「自分は分数の足し算でミスしやすい」「移項のときに符号を忘れがち」といった自分専用の弱点リストが自然に出来上がるのです。これは消しゴムを使っている人には絶対に手に入らない「資産・宝物」です。定期試験直前に見直すべきは、教科書ではなく「自分が過去にやったミス」です。テスト中に自力でケアレスミスを見つけられない理由は、こうした作業を普段からやっていないからです。普段やっていないことは本番でもできません。

3 試行錯誤(トライアンドエラー)という行為に慣れる

塾の小テストや学校の定期試験は、ある程度決まった解法パターンがあり、それに当てはめれば正解します。とりわけ、当塾で行われている小テストは、入試の典型的な解法をマスターすることを目的としているので、既に解説した問題と同じ問題を出し、素早く解く形式になっています。

しかし、実際の入試では、一発で正解ルートに行くとは限りません。初見の問題に直面した際には、図を書き直したり、別解を試したり、途中で戻ったりします。
こうした入試本番に不可欠な試行錯誤の練習をするためにも、考えた道筋は全て残しておかねばなりません。とりわけ、入試本番では「途中で戻る」(一つ前のステップまで戻り、そこから別のルートを試す)という行為をすることが多いです。絶対に途中のプロセスを消してはダメです。

4 解き直しのスピードが上がる

すべてを消してしまうと、また最初から解き直さなければなりません。しかし、間違えた部分を二重線で消すだけに留めておけば、「合っている途中式」を再利用して、その続きから再開できます。ゼロから書き直す時間を短縮し、より多くの問題に触れる時間を確保できます。

また、試験本番中でも、消す動作自体に意外と時間がかかっています。1問あたり10〜20秒節約できるだけでも大きな差になります。消しゴムに費やす時間の積み重ねが大きな時間ロスになります。消している間に他の問題を解く時間に回せます。

5 新しいミスを防ぐ

これは試験本番中の話ですが、計算過程の一部を消して、その消した場所に新たに書き直すと、焦って別のミス(符号ミス・計算ミスなど)を誘発しやすいです。線を引いて横に書き直す方が、視覚的にも思考的にも整理しやすくなります。

6 脳の「ワーキングメモリ」を節約できる

数学は手を止めないことが重要です。ところが、「消す」という作業は意外と集中力を削ぎます。 消しゴムを手に取り、カスを払い、書き直す。この数秒の間に、脳のワーキングメモリ(作業領域)に保持していた解法のアイデアがこぼれ落ちてしまうことがあります。一度止まった思考回路は、本番中にはなかなか戻りません。

7 メンタルの安定=「間違うことへの恐怖心」を減らす

「間違えたら消さなきゃいけない」と考えて、なかなか手を動かさない生徒がいます。間違えるたびに消す人は、無意識に「ミス=悪」と感じています。

しかし、「間違えても線を引けばいいだけ」というルールにすると、難しい問題に対しても「とりあえず手を動かしてみる」という積極性が生まれてきます。数学は試行錯誤の学問なので、この「まずは書いてみる」という姿勢が成績向上に直結します。数学はミスをしながら正解に近づく教科です。「失敗も記録の一部」と割り切れるようになれば、偏差値は上がっていきます。

おすすめルール

  • 1 計算ミスは二重線で消す(何を書いたか見えるように)。→横に正しい答えを書く
  • 2 応用問題などの大きな方針ミスは大きく四角で囲み、×印を左端に付けておく。
  • 3 正しい答えは、青ペンなどで書き込む(どこを修正したか一目でわかるようにするため)。

ノートが汚くなればなるほど、それは「思考が深まった証拠」と考えて、前向きに捉えてください。

数学が得意な人には、演習中ほとんど消しゴムを使わない人も少なくありません。東大出身タレントの松丸亮吾さんも「×が付かないと勉強ではない」とおっしゃってました。最初は抵抗があるかもしれませんが、1ヶ月継続すると効果を実感できるはずです。そもそも消しゴムを使っている間は学力は伸びていないわけで、全くの時間の無駄でもあります。

消しゴムを使っても良いケース(むしろ使った方が良いケース)

では全く使わない方がいいのか?
もちろん、そんなことはありません。
図が見づらくなった時、最終的な整理・仕上げ、答案提出前、学校の提出物には使ってOKです。
これらは考えることが終わった後の話だからです。思考プロセスは全て残さなくてはダメです。

普段の演習中 → 使わない

提出用・本番用 → 必要なら使う

が理想です。

消しゴムは「間違いを隠す道具」ではありません。採点者や学校の先生のために「見やすく整える時に使う道具」です。

とにかく、全ての思考プロセスを残しましょう。
ispaceというロケット開発をしている企業がありますが、その社長さんが月面着陸に失敗した際、記者団から「今回の失敗についてのコメント」を求められました。

そしたら、社長さんは

我々の会社には失敗という考えはなく、全ては成功に向けたデータ収集のプロセスの1つ

というような趣旨のことをおっしゃっていました。数学も同様だと思います。


西東京市 進学塾キャラベル