2026.02.22
教務
3月4日(水)からスタートする新中1クラスの面談を1月下旬から行っております。
面談では、入会テストの結果が芳しくない場合に少しアドバイスをするのですが、よく出る話題が国語力についてです。
結論から言えば、国語力のないケースは、後々伸び悩むケースが大変多くなります。
おそらく、世間一般でも他の塾さんでも同じようなこと(「国語力は全ての土台であーる!」みたいなこと)を言われたり目にしたりしてきたと思いますので、今更ではあるのですが、それでもやはり国語力は重要であると私は考えております。
国語力の定義については様々で、その時々・状況により変わるのですが、ここではシンプルに「文章の内容を読み取る力」「情報処理能力」程度にしておきます。
受験勉強という文脈において、国語力がないと起こる代表的(典型的)な問題点として次の2つが挙げられます。
1 定期テスト勉強や受験勉強ができない(独学ができない)
2 入試直前に伸び悩む
勉強における『成果』とは、取り組む前よりも自分自身が成長していることに他なりません。
では、成長とは何か。
それは、出来なかった問題が出来るようになることです。簡単に言えば、×が○に変化することです。
そして、×を○にするためには、どうしてもそこに「解説を読む」という作業が不可欠となります。
先生に質問するという方法もありますが、常に先生が近くにいる訳でもありませんし、何より全ての問題を質問するわけにはいきません。それは時間的・物理的・経済的に不可能でしょう。
ですから、どうしても自分一人で解説を読み、その解説を理解する段階が必要となるのです。
ところが、国語力のない子は
・解説を理解することができない
・理解したつもり(分かったつもり)になっていて誤読する
・解説の文章を読むのに多大な時間がかかる→嫌になり途中でやめてしまう
・そもそも読もうとしない(読む気力が無い)
のいずれか、あるいは全ての状態に陥ります。
その結果、せっかく問題集を解いても、出来なかった問題を出来るように変身させることができません。
つまり、解く前と解いた後で、自分自身を成長させることが全くできないということになります。
その結果、先ほど述べた
1 期末テスト勉強や受験勉強ができない(独学ができない)
2 入試直前に伸び悩む
という事態になってしまうのです。
ですから、まずは「全教科の土台となる国語力」を付けることが、上位校へ進学するための第一段階となります。
※国語力の正体については、ホームページの「指導方針のページ→授業内容→国語」の項に私の考えが書いてありますので、そこに譲ります。
そして、その国語力をつけるためには、色々な方法・手段があります。勉強法も様々でしょう。
ただ、まずは自宅で明日からでもできる簡単な方法を2つほどお伝えしておきます。
1つめは語彙力の増強です。
月並みですが、漢字は大切です。
分からない漢字や語彙があると、文章を読んでいてもストレスになります。それはまるで虫食いの文章を読んでいるかのようなものであり、難しい語彙が出てくる度に立ち止まってしまうか、あるいは誤読してしまいます。
また、語彙力に乏しいと、難しい内容を別の簡単な言葉へ置き換えることができません。つまり「翻訳的に読む」ことができないのです。
そこで・・・
(1) 学校で配られる漢字問題集や漢字のプリントは徹底的に覚える。定期試験で漢字の問題は満点を取るということが重要です。
(2) もう1つ。語彙力を増強するような問題集を毎日少しずつやることも重要です。
2つめは、やはり読書です。中学校で行われる「朝の読書」とは別に、自宅でも毎日15分程度は読みたいものです。
本の種類は何でもいいと思います。とりあえず書店に頻繁に行くことが大切です。
「積ん読(つんどく/買っただけで読まずに積み重なっている状態)も読書のうち」
「買ったままで置いておくこと。これも技術のうち」
と割り切ることも初期の段階ではやむを得ない面もあるでしょう。大切なのは、読みたいなと思ったときに手元に本があることです。
まずは本を読む環境を整えることが重要です。また、家族全員で本を読む時間を設けることも効果的でしょう。忙しいことは重々承知ですが、その時だけはいったん家事をストップし、テレビも止め、子供と一緒に家族全員で本を読む。そうした時間を取ることが大切です。
その時間が取れないようでしたら、それはもう子供にだけ本を読めと言っても無理です。
自分が家事やテレビをやめられないのと同様、子供もスマホやゲームをやめられません。
それを「家庭環境」と呼びます。
さて、長くなりましたので、この辺で終わりますが、とにかく国語力は重要です。
母語と言うくらいですから、育ってきた環境や親からの影響は大変大きいです。
まずは漢字や語彙力。次に読書。そして家庭での読書環境と習慣。
これを毎日少しずつ増強・改善していくことが、いずれ他の教科へ大きく影響を及ぼします。
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