西東京市の高校受験塾【都立自校作成対策】
進学塾キャラベル

2026.04.15

中3Aクラス

教務

英語

中3英語|mustとhave toの使い分け。禁止と不必要の見分け方は「not」

本日の中3Aクラス英語は助動詞。

3年生なので、少し掘り下げて解説しました。

助動詞は法助動詞迂言助動詞に分かれます。

法助動詞はcanやwillやmustなど「1語の助動詞」のことです。法とは、law(法律)やrule(規則)という意味ではなく、mood(気分=話し手がどう思ってるか)の訳です。したがって、話者の主観が入ります。

一方、迂言助動詞はbe able to、be going to、have toのように「複数の単語」で言い換えた表現です。

<主観的な義務はmust、客観的な義務はhave to>

英作文で使い分けるときは、「ある事柄に対して、どうしてもやらねばならない・・・と思っている」場合には、原則としてmustを使います。法助動詞なので気分・主観が入ります。

反対に、外部的な要因で「せざるをえない状況」ならhave toを使ってください。

もちろん、助動詞に関する知識は、こんな単純なものではなく様々ありますが、中学生が高校入試で使い分けるためには、上記の知識を覚えておけばいいでしょう。

では、違いをシンプルに整理すると…

まとめ

must → 「やらなきゃ…(自分の中から)」
have to → 「やらされる…(外から)」

I must study. (テストで良い点数取りたいし、やらなきゃ)
I have to study.(親に言われたからやらないと・・・)

 

<notの役割>

mustとhave toで、中学生にとって厄介なのは否定文です。

 

まず作り方が違います。

①mustはうしろにnotを入れるだけ。
→You must not play the piano.

②一方で、have toは一般動詞にようにdon‘tを使います。
→You don‘t have to play the piano.

 

また、意味も違います。

①は「あなたはピアノを弾いてはいけません」という強い禁止の意味になるのに対し、
②は「あなたはピアノを弾く必要がありません」という不必要の意味になります。

 

両者の違いが生まれる要因はnotです。

 

notは「自分よりすぐ後ろのかたまりを否定する」というルールがあります。

したがって、①の文構造は次のようになっています。

You must not → 【play the piano】

つまり、 not は 【後ろのplay the pianoの部分】を否定しています。

そのため、【ピアノを弾かない】のが義務(must) → 弾いてはいけないという禁止の意味になるわけです。

 

また、②の文構造は次のようになっています。

You don‘t  → 【have to play the piano】

つまり、not は  【後ろのhave to play the pianoの部分】を否定しています。

そのため、【ピアノを弾かなければならないという義務】を否定していることになり、 → 「弾かなくていいよ」という意味になります。


これで中1の時に習ったcanの否定文が、can notではなく、cannotと繋げる理由も分かるでしょう。

もし、You can not swim.のようにcan と notを離してしまうと、文構造は次のようになります。

You can not → 【swim.】

notはswimを否定するので「泳がない」ということが出来るよ→泳がなくてもいいよ

という意味にも読めてしまうため、誤解を生じるのです。
(もちろん、「泳ぐことができない」という意味で捉えられることもあります)

つまり英語はnotがどこにかかるかで意味が変わる言語です。

西東京市 進学塾キャラベル