2026.04.26
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宿題・課題
教務
檄文
「指示された仕事の、その先までできて完璧というんだ」
これは、私が好きなドラマ『リッチマン、プアウーマン』に登場するセリフです。今でも強く印象に残っています。
仕事というのは100でやっても意味がなく、相手の要求が100だとしたら110くらいでやるのが感動を生む。そういう意味です。
しかし、そのためにはまず「100とは何か」という定義づけが必要です。
塾や学校における「宿題」の100とは一体何でしょうか。何を求められ、相手はどこまで期待しているのでしょうか。
◆質の差
キャラベルで宿題を点検していると、二つの極端な例が目に入ります。
そうした子の多くは、式も途中式も書かず、答えのみ書いて提出しています。
はっきり言いましょう。これだったら、出す意味も点検する意味もありません。
これこそが、指示された100の先にある「110」の姿勢です。

◆相手にどう映るか、という視点
答えだけ書いて出す人がいますが、それを受け取った側はどう感じると思いますか?
質問を変えましょう。皆さんが先生だとしたら、答えだけ書いてある宿題を見てどう感じますか。
「もしかして答えを写したのではないか?」
そんな疑惑が生まれないでしょうか。
もちろん、実際には頭の中で暗算し、きちんと考えて解いているのかもしれません。
しかし、あえてわざわざカンニングを疑われるような提出の仕方をするのは、あまりにもリスクが高い行為です。そんな危険な行為、わざわざする必要はありません。
宿題提出によって、こちらが見たいのは単なる正誤ではありません。
・どこでつまずいたのか
・どんな思考回路なのか
・授業で指示したやり方を守れているか
そこを見たいのです。
それがこちらの要求です。
それなのに答えだけを出すというのは、こちらの要求が100だとしたら、10程度で提出しているのと同じなのです。
それでは、形式上は提出したことにはなりますが、学力を伸ばすという本来の目的は果たせていません。正直に言えば、点検する側も得るものが少ないのです。
「とりあえず出せばいい」という意識で過ごす3年間と、「どうすれば相手の要求に応え、自分のためになるか」を考えてプラスアルファを乗せる3年間。
卒業する頃、その差は偏差値という数字以上に、人としての「実力の差」となって現れます。
間違えた問題には理由を書く
解き直しをする
単元ごとのまとめ表を作る
次に同じミスをしない工夫まで入れる
こうした積み重ねが学力を積み上げていきます。
宿題とは、「提出するため」にやるものではありません。
「できるようになるため」にやるものです。
最後におまけの話を
ちなみに、この言葉が登場する『リッチマン、プアウーマン(通称:りちぷあ)』には、ちょっとした思い出があります。主演は小栗旬さん、石原さとみさんです。
私はこのドラマをリアルタイムではなく、2020年に観ました。
当時はコロナ禍の真っ只中。緊急事態宣言により、塾は開校できず、私は朝から晩まで一人、誰もいない教室で授業動画を録画し、配信し続ける日々を送っていました。
約2か月半。精神的にも肉体的にも、限界に近い状態でした。
そんな動画撮影の合間、休憩がてらYouTubeで音楽を聴いていた時のことです。画面右側におすすめ動画が出てきました。
そこには、体育館でギターを抱えた女子高生が写っているサムネイル。
最初は無視していたのですが、あまりにも頻繁に出てきますし、何百万回も再生されているので、つい見てみました。
すると、miwa さんの『ヒカリへ』を弾き語りしていました。
これが、めちゃくちゃ上手い。
気づけば何度も聴いていました。すると今度は、本家の『ヒカリへ』が聴きたくなりました。
そして聴いてみると、これも素晴らしい。
その後、YouTubeのコメント欄を見ると、この曲が「りちぷあ」の主題歌だったことが分かりました。
人生で見たドラマNo.1
これ以上のドラマはない
このドラマを見て起業した
人生のバイブル
主題歌との相性が完璧
など、絶賛コメントがずらり。
そうなると、見たくなるのが人情です。
ちょうどその頃、妻が出産のため入院していました。私は連日、入院中の妻にLINEでこう送り続けました。
「りちぷあってドラマ、すごく評判がいいんだ」
「りちぷあってドラマ、なかなか再放送やらないんだよね」
「DVD結構高いんだよね」
……DVDを買っていいかLINEで遠回しにアピールする日々です。
そして2020年7月頃、ついに妻から返信が来ました。
「入院中なのにうるさい、買えば!」
よっしゃー!!!!
私はガッツポーズし、その場でAmazonでDVDを購入しました。ポチ!
二日後、待ちに待ったDVDが到着。私は仕事を切り上げ、ウキウキワクワクで帰宅しました。ポストから届いたばかりのDVDを取り出し、いよいよ感動の開封の儀。
さあ見るぞ、とテレビをつけました。
すると、いきなりテレビ画面に 小栗旬 さんと 石原さとみ さんが映ったのです。
お~!!!いよいよりちぷあスタート!お~!お~!お・・・
……ん?
……あれ?
手元には、まだ未開封のDVD。プレイヤーには何も入れていない。なのに、なぜかテレビの中で物語が始まっている。
これはどういうことか……
パニックになりながら番組表を確認して、私は呆然としました。
な、なんと、AmazonからDVDが届いたまさにその日の深夜から、フジテレビで数年ぶりの再放送が始まっていたのです・・・
「あと二日待てば、タダで見られたのに……」
進学塾キャラベル 西東京市