2026.04.11
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教務
数学
旧ブログでも、過去に3回ほど書いている内容ですが、改めて重要な点について再掲しておきます。本日、中2クラスでもお話しました。
<計算力がないと・・・>
実は、成績が上がらない原因の8割は計算力です。その理由を挙げます。
(1) 計算スピードが遅いと、試験で制限時間内で解き終えることができない。つまり、本来取れるはずの点を落とし、不合格になります。
(2) 計算力がないと(スピードが遅い場合、ミス連発でなかなか答えが合わないという場合も含みます)、普段の勉強で反復するのに時間がかかります。「やってもできない」という感覚になり、勉強自体を避けるようになります
(3) 問題の解き方(例えば、文章題や図形問題の解法)をマスターしても、計算力がないと最後の最後でことごとくミスを犯してしまうため、得点に結びつかない。
※要するに、せっかく勉強したのに、「全く勉強してこなかった子」と同じ結果になってしまう。
(4) 応用問題(文章題や図形の難問)は何度も反復して解法をマスターする必要があるが、計算スピードが遅いため、問題演習が遅々として進まない。特に入試直前期に物量作戦で乗り切ることができない。(追い込みも利かない)
(5) 計算スピードが遅いため、数学の勉強に多大な時間がかかる。その結果、他教科の勉強時間まで削られてしまい、全教科苦手(すなわち勉強が苦手)という状態に陥る。
これが計算力不足が引き起こす
『負のスパイラル』です。
ちなみに、(3)~(5)は、最終的には全て(2)の後半部分「勉強が嫌になってしまう」に続いていきます。「悪循環」にはまっていくわけです。
そして、最後に最も大切なこと。2026.04.07のブログでも書きましたが、
計算力がない場合、思考力が育ちません。
計算力が無意識に手が動くレベルになって初めて、脳は思考に100%の力を割けるようになります。じっくり考えるためには、処理速度という土台が不可欠です。
キャラベルでは計算力を非常に重要だと考えており、春先は数学の宿題を多めに出しています。辛いでしょうが、ここを乗り切ると後々の伸びに繋がります。
この計算分野を過ぎると、当塾の宿題が減っていくので、今が頑張り時です。
特に中3生は秋以降の自分自身を助けるつもりで徹底的に反復してください。今サボってしまい、秋以降の自分に課題を回してしまうと、未来の自分が苦しみます。9月以降の処理能力をあまり過信しない方がいいでしょう。
<乗法公式から因数分解へ>
こちらも昨年のブログの再掲です。
中3クラスは乗法公式や因数分解をやっています。これらの公式はサッと使えるように何度も反復しておきましょう。
数学の先生の中には、「乗法公式なんて必要ない」「そんなもの知らなくても普通にやっていれば自然と出来るようになる」派の人も結構いることは事実です。これは「数学は暗記か否か」「速さの3公式は必要か」「掛け算の順番はあるのかないのか」と並ぶ永遠のテーマで、先生によりかなり意見が分かれるところです。
本格派と呼ばれる数学の先生や頭の良い数学の先生、数学の専門家・学者の方は「公式なんて覚える必要はない」という人が多いように思います。
ただ、私は高校受験生(難関校志望者)に関して言えば、乗法公式は覚えておいた方が便利だと考えております。現場で指導していて「分配法則を繰り返して入れば、自然と公式くらい見つかる」というのは、上位のごく一部の層にしか当てはまらない理想論だと思います。
乗法公式とはいわば「カレーのルー」。
乗法公式を使わずに、一つ一つ展開していく方法は、カレーをスパイスから作っていくようなものです。せっかく市販のカレーのルーが売っているのですから、多くの人はそれらを使ってカレーを作ります。そして、空いた時間を、その他の仕事、家事、趣味に使った方が有意義です。
皆さんは、数学以外にも8教科もの科目を抱えており、さらに学校の行事、部活、趣味の時間も必要です。
スパイスから作るこだわり(本質的な理解)も大切ですが、入試という『制限時間』がある戦いにおいては、まずはルーを使って手際よく仕上げる技術が不可欠です。浮いた時間で、具材(応用問題)をどう切るか、どう煮込むかという『思考』に時間を割くべきなのです。
西東京市 進学塾キャラベル