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2026.04.12

合格体験記

【合格体験記】法政大高等学校(17期生 Sくん)

まず初めに僕は合格体験記と題しておきながら合格していないということを告白しておきたいと思います。合格はしていない、受かっただけ、それもまぐれで受かっただけだと解釈しています。格(人格、能力、適性)にふさわしくないのに受かったケースです。輝かしい合格体験記が多い中、稚拙で読みにくい、つまらなく偉そうなことばかりの文章で恥ずかしいですが上記を念頭に反面教師として少しでも参考になれば幸いです。

僕が入塾したのは小6の3月です。もともと朝型だったこともあり、夜10時まで起きている、ましてや長時間勉強するなど今まで未知の世界でした。ただ雑談然り授業や周りの生徒の皆さんのレベルの高さや面白さに刺激を受けて、夏ごろには授業もテストも順調にこなせていました(あくまで過去形)。


しかし、2年の2学期ごろからは成績は下降の一途をたどります。典型的な中だるみです。1年生の時には必死をこいて比較的簡単な内容を学んでいて何とか石崎先生の求める基準に達していたにもかかわらず、なまじ成功をしてしまったため慢心で演習量が減ったり意識が下がったりしたのならば当然の結果です。必死で何とかついて行けたのに必死さがなくなれば大崩れします。僕は要領がよくないので物量作戦で押し切っていたものでしたが、あえなく1年時の貯金は消え去りました。忘れ物を時々するようになり、話を聞き洩らし、字の雑さを指摘され、同じようなことが繰り返されついにははっきりと「だらしない」と言われてしまう始末です。

嫌な流れは3年になっても断ち切れず、行事、部活、時期と言い訳をして受験生として舐めた姿勢だったと思います。さて、転機は――、とたいてい続くものですが、はっきりしたターニングポイントは自分の中にありません。口先ではやる気を見せておきながら持続せず結局だらけてしまっていました。やる気に持続性がなく、サボりはその娯楽そのものが好きというよりは勉強をしないための手段だったように思えます。

受験生として波に乗り切れず、タスクもほぼ指示の最低限しかこなせていないまま直前期を迎えてしまいました。

冬期講習前から奮起すべき出来事がありましたが、この時期にもひと悶着ありました。本気で全部の時間を勉強に使おうとしていて実際にできたのは夏休み後半(前半のだらけもあり結果400時間は達成ならず)と年明けぐらいです。一応第一志望の推薦入試過去問は2012〜2026まで計14年分はすべて解き、最新版の5年分は●●●●方式で3周しました。また、8割ほどで完遂はできませんでしたが、思い出すことを意識しながらHLの数学を全3周の総復習も行いました。が、これまでサボっていた分を鑑みると十分とは言い難い量です。この過去問演習を最後の追い込みとして集中的にできた勉強マラソンは、志望校に近づけた大きな要因です。

ちなみに僕は本当の意味で最初から行きたいと思っていた学校は断念しています。後悔は大きいです。目標をあきらめる瞬間は情けないので、こうならないようにこれから塾生の皆さん、がんばってください。正直かなり過去の自分を恨んでいます。中2、いや中3スタート、いやせめて中3夏とは言わず、HL開始ぐらいの秋からでいいからもう一度やり直したいです(正確には先生の魔術にすでに頼っているので3周目になるのですが)。

加えて未来の自分を過信しないことをおすすめします。受験期においては未来に向かって常に忙しさは増していく中、自分が「今は無理」と後回しにしたタスクを、今以上に大変且つメンタルも身体も疲弊している未来の自分にできるのでしょうか(反語)。あの時やるべきだったもののための時間はあのときしかありませんでした。

とにかく、ブログを含め先生の話を素直に実行することがとても大事だと思います。今からでも先生から課された勉強は100%こなしてください。というのも、先生が数学の授業で話していたように勉強を関数と置き換えて考えると3年夏までの積み重ねは y = ax + b の b(スタート位置)を押し上げることに繋がるだけでなく a(成長速度)を高めることにもなるからです。

大事なのは執念だと思います。そういう意味で実は入試の合否は3年開始時にすでに50%ほど決まっていたのかもしれないと最近は思うようになりました。もちろん仕組みづくりは不可欠だという上で、あくまできっかけでしかないのでその仕組みを守り続けようとするのは結局意識の高さ、意識に集約されるからです。


本番のことを回顧してみると、学校への道中はおろか、試験中も本当の受験をしているのだなという実感は皆無でした。よって良くも悪くも緊張はほぼなく当日を迎えていたわけであり、家で過去問演習をしている感覚と変わらなかったことを覚えています。悲しいかな、逆に言うと緊張するほどやっていなかったからかもしれませんが・・・。

それでも雑談の中で最も感銘を受けた「準備」は直前期にはやりきりました。傾向的にHLの問題とそっくりだったのも相まって、力んでしまうよりかえって良かったのか、ボーダーラインにまさに滑り込みをした可能性大と思っています(●●●型が立体で出て解けたことや、古文ゼミのディスコースマーカーでいけたのが大きかったです)。だから皆さん安心してください、滑ってもこけても前に大抵倒れれば痛くてもゴールに近づいて意外と縁起がいいかもです。先生にはまぐれ合格の30-40%を引き寄せる流れを作ってくださったことも感謝しています。

一般入試のことも考えての加点狙いの受験だったので、本番の手ごたえも相まって受験が続くことに覚悟を決めて、切り替えていた状況で受かったことには心底驚きました。ただし、本番にあのような腑抜けた態度だったこと、受かるほどやった自覚のなさもあり、やはり受かった実感はなかったです。何なら、今でも少し怪しいです。そのため最後まで通塾させていただきました。

そして、甘えた姿勢を叱られたこともありましたが、それでも塾に通わせてくれたこと、厳しい状況でも協力し応援し続けてくれた両親、家族に本当に感謝しています。

まぐれになるほどさぼっていたのは紛れもなく自分ですが、そのまぐれをものにできたのは石崎先生の指導、HLテキスト、キャラベルの環境であることも間違いないです。これから先も活きるに違いない金言や勉強の仕方もたくさん教わりました。塾で過ごした3年間、いただいたプリント・テキスト、メモ、かなりの量になりましたが、すべてが宝物です。

キャラベルに通ったからこそ人間として成長でき、合格の二文字をいただけました。地頭が決して良くない僕が笑顔で春を迎えられる、この事実がキャラベルのすごさの証左です。

真の意味で合格したといえるよう、塾に行かなくなってからが本当の勝負だと思って花を咲かせられるよう日々精進していきます。本当にありがとうございました、という一つの言葉では表し切れないほどお世話になりました。改めて本当にありがとうございました。