2026.04.24
中3Aクラス
中3Bクラス
英語
中3Aと中3Bともに、3週にわたって準動詞(不定詞と動名詞)の解説を終えました。以下は暇な人向け(そんな人はいないけどね)の補足です。
※最後に補助プリントのおしらせあり
◆ help 人 do と help 人 to do の違い
授業では基本事項を中心に扱いましたが、少し発展的な話も紹介します。
I helped my son study English.
I helped my son to study English.
テキストでは同じ意味として扱っていますが、これも微妙に違いがあります。
結論から言えば、原形を使うと「直接的」な手伝い、to不定詞を使うと「間接的」な手伝いになります。
● help 人 do
直接的に手伝うイメージです。
- 一緒に勉強する
- その場で教える
- 問題を見てあげる
● help 人 to do
間接的に支援するイメージです。
- 参考書を買う
- 学習環境を整える
- 塾や家庭教師を手配する
もちろん実際の英語では厳密に使い分けられないこともありますが、こうした感覚を持っておくと理解が深まります。
柏野健次先生の『英語語法詳細』では、「原形不定詞の権限性」という仮説が書いてあり、非常に参考になります。
簡単に言えば、「原形不定詞は話し手の権限を表すが、to不定詞はそれを表さない」ということです。
以前ブログで書いた「must(主観・権限あり)」と「have to(客観・状況に従う)」の使い分けの根拠も、実はこの「原形不定詞が持つ性質」から説明がつくのです。
◆動名詞の章には、おなじみの「目的語に不定詞を取るか動名詞を取るか」という項目がありました。
準動詞には、不定詞、現在分詞、過去分詞とありますが、
不定詞は、始まる前(これからやること)、現在分詞は、今まさに真っ最中(スタートしているが、まだ完了していないこと)、過去分詞は終了の(すでに完了したこと)というニュアンスがあります。
そこから、有名な「不定詞は未来志向、動名詞はその反対」という考え方が生まれます。
この使い分けは、ここ20年間くらい受験テクニックとして広まりました。
⚠️ 注意:過度な単純化への警鐘
しかし、何事にも例外があり、とりわけ言語学にはそれが多いのが常です。
参考書の中には、説明のシンプルさを追求するあまり、「従来の英語教育では・・・」と従来の英文法(←要するに正しい英文法)を否定するものをありますが、過度な単純化は誤りを誘発します。
Practical English Usageには「不定詞は未来で動名詞は過去というのは信頼できる説明ではない」との記述があります。便利な公式こそ気をつけて運用するようにしてください。
◆ クラスルームに確認テストをアップしておきました。
余裕のある人は力試しにどうぞ。
西東京市/進学塾キャラベル